【初心者向け】 挑戦する前に知っておきたい! 富士山登山のリスク

 富士山の登山人数を規制する条例を作ろうとしているというニュースを見た。自分は高校時代登山部に入っており、長野県や奥多摩に何回か行っている。そして去年はどこの山にも登らなかったが、一昨年は富士山を登った。またどこかに登りに行きたいなと思ったので誰を誘おうかと考えたら、山に登ったことのない人と行きたいなと思った。

 

 そこである話を思い出した。富士山は日本で一番高い山なのに登る人も日本一多いという話だ。真偽はわからないが、日本一高い山に登山初めての人が行くのもおかしな話だなとは思った。けど行ってみて分かったが、初心者用のコースがマジで登りやすかったので、登山初めての人も抵抗なく行けるなと感じた。

 ただ、注意しなければならない点もいくつかあるので書きだしてみる。まず、めっちゃ寒い。山に一回でも行ったことのある人は分かると思うが、夏でも標高が高くなると真冬並みの寒さになる。富士山は多くの場合1泊2日で登り、2日目は日が昇る前に出発する。そのため気温が下がり防寒してないとめっちゃ寒くなるので注意が必要だ。次に、高山病は発症すると思った方がいい。富士山は5合目までバスで登り、そこから徒歩で登る人が多い。そうなると、標高が高い場所に一気に登るため、体が慣れず高山病を発症する。自分が行ったときは3人全員が発症した。全員頭痛がし、出発を少し遅らせた。体調が悪い場合は急がず、少し休憩してから登山しよう。最後に、生きて帰るのを第一優先にしようということだ。富士山は確かに初心者の人も多く登るが、必ずしも安全が保障されているわけではない。現に富士山で最も初心者向けと呼ばれる吉田ルートでも死者は出ている。そのため、絶対死なないというわけではないことを念頭において登ろう。登るなら、万が一のために保険に入ったほうがいいだろう。遭難などでよくイメージするヘリコプターによる捜索の場合、一日何十万と請求されるらしい。(登山届と呼ばれる、どこを何時に通過する予定ですという届も出したほうがいいだろう)

 

 富士山は身近にある山だし、初心者でも気軽に登れるというのは間違ってないと思う。だが、山は日常生活とは明らかに違うので、きちんと注意しなければ死ぬかもしれないという可能性は頭に入れておいてほしい。