年齢に適した趣味ってあるよね

 年齢が上がるにつれ、それ相応の対応が求められることが多くなると思う。分かりやすい例だと、つい先日まで部活の後輩というポジションだったのに急に先輩になったり、自分より若い人にはアドバイスをしたりというものだ。割とそのような関係にはすぐ慣れるタイプだと思う。一種のロールプレイだと感じている側面もあるからだろうか。本題だが、年齢が上がって立場が変わった人間関係はうまくいくのだが趣味はそううまくいかない。

 

 年齢が上がって、その年齢に適した趣味があるなと最近思う。中高生ならみんなでカラオケ、大学生ならドライブや酒、タバコ、麻雀など、会社員ならゴルフや学生時代の趣味をさらに発展させたものなど。自分はそれにうまく追いつけてない。今でも子供のころに流行ったアニメ関連の動画を見ているし、漫画も流行りのものには手を出していない。そのため、そのような趣味を持てる人はすごいなと思う。友人にそのような人がいる。バイト仲間と飲み会に行き、ドライブをする。酒もバイトで酒を扱っているため詳しくなり、窘める程度にはなっている。自分も酒を飲んだりドライブをしたことはあるが、どうもカルピスのほうがおいしいし、自転車で移動するほうが楽しい。うちのお父さんと話してみるとお父さんも年齢が上がるにつれ趣味を増やしていったらしい。新しい趣味が自分に合わないなと思うのは多少自分の性格にも問題があると思っているが(感情の起伏が激しくならないようにしている)、それに適応して新しいことを覚えていくという向上心がすごいなと思う。このようなことを考えていると自分が置いて行かれる感覚になってしまう。自分は飲み会が楽しくなかったし、友人がするようなことを楽しいと思えない。しかも、それをスパッと他人と自分は違うと考えられず、どうにかしたほうがいいんだろうなと漠然に思いつつ何も行動していない。置いて行かれたくないし少数派になりたくない気持ちはあるが、楽しくないこともわざわざプライベートの時間を使ってしたくない。これに対してどう考えていけばいいか答えはあるんだろうか。自分は常識程度に覚えてあとは遊ばなければいいと考えている。